
これは「海と遊ぶ」の最高到達点
海を極める者にこそふさわしい一隻
サンゴ礁が織りなすパラオの碧き海を、優雅にすべるように進む「フォーシーズンズ エクスプローラー」。 その航海は、ただのクルーズではない。ダイビングの聖地を知り尽くした専属クルーとともに、 神秘と静寂が交差する大自然の懐へと分け入る、五感を研ぎ澄ます旅。
空と海と一体となりながら、まだ見ぬ世界へと心が解き放たれてゆく。

西太平洋に浮かぶパラオは、340を超える島々からなる群島国家でありながら、そのひとつひとつが異なる顔を持つ自然の宝庫だ。サンゴ礁に囲まれたラグーン、神秘的な石灰岩のロックアイランド群、世界でも類を見ない“クラゲと泳げる湖”ジェリーフィッシュレイクなど、ここには自然が創り上げた芸術が随所に息づいている。この地は、かつて日本の委任統治領でもあり、いまなお和食や日本語の名残が感じられる親日的な文化が根付いている。その一方で、ミクロネシアの島々の中でも生物多様性は際立ち、海中には色鮮やかなサンゴ礁、マンタ、ウミガメ、サメ、そして数百種の熱帯魚が舞う。まさに“ダイバーの聖地”と呼ばれるにふさわしい舞台だ。
そんなパラオを、ただの滞在ではなく、真に洗練された「体験」として昇華させてくれるのが「フォーシーズンズエクスプローラー」。モルディブで名を馳せたこのラグジュアリークルーズが、2024年よりパラオを舞台に新たな航海を開始した。船上には、スイートルームやプライベートバルコニー、スパ、フィットネス、ライブラリー、レストランやバーといった上質な空間が揃い、洋上でありながらも“陸の五つ星”に匹敵する贅沢が広がる。エメラルドの海と空に包まれて、自らの五感を解き放つ。そんな旅を望むすべての旅人にとって、「フォーシーズンズエクスプローラー」は、パラオを愉しむ最上級の選択肢といえるだろう。
Show up. Gear up.
Dive deep.
クルーズの初日、「フォーシーズンズエクスプローラー」が港に到着すると、パラオの壮大な光景に圧倒されることだろう。船が接岸するやいなや、クルーによるさまざまなアクティビティの準備が始まる。パラオの海は世界でも屈指の透明度を誇り、豊かな珊瑚礁と多種多様な海洋生物が生息しているため、プライベートなエクスカーションが楽しめるのだ。例えばガイド付きのシュノーケリングツアーでは色とりどりの魚や海亀、美しいサンゴ礁が広がる海中世界を間近に体験することができるし、クラゲが大量に生息しているジェリーフィッシュレイクは世界的に有名なスポット。

ここはシュノーケリングやダイビングを楽しむ旅行者にとっては一大聖地なのだ。また、ロングビーチやパラオ海洋保護区も、美しい砂浜と透き通る海で多くのダイバーやシュノーケラーを魅了し続けている。「フォーシーズンズエクスプローラー」ならばこうした理想郷へダイレクトにアクセスできるだけでなく船上でも実に快適に過ごすことができるのだ。
パラオはダイビングやシュノーケリング体験をするには最高の楽園。透き通る海とサンゴ礁は、世界中から訪れる旅行者を癒し、感動を与えてくれる。海中には多種多様な熱帯魚や海洋生物が生息しているため世界屈指のダイビング環境を提供してくれるのだが、そうした自然環境はパラオによる熱心な自然保護活動が支えていることにも注目したい。1999年には世界初の海洋保護区を設立し、ダイビング業者や旅行者はその保護活動に参加するよう呼びかけているのだ。

Every Gateway to Ocean Adventures
All on This Ship

エクスプローラー・スイートは海と調和する洗練された空間だ。大きく作られた窓には南洋の絶景が広がり、キングサイズのベッドルームやゆったりしたバスルーム、プライベートラウンジが揃う空間は、高級ヴィラに滞在しているかのようだ。

「ザ・テラス・レストラン」ではパラオの海で獲れた新鮮な魚介類や、地元の野菜をふんだんに使っ た前菜、豪華なステーキやグリルした魚が味わえる。世界各国から厳選されたワインも充実。

広々としたサンデッキではクルーズ中の貴重なリラックスタイムを堪能できる。朝は珈琲片手に煌めく水平線を眺め、夕暮れには黄金色に染まる空を背景にカクテルを傾けるのもいいだろう。

朝焼けに染まるデッキでインストラクターとともに行うヨガ体験。朝の新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込み、パラオの大自然に身をゆだねることで五感が研ぎ澄まされていくのを体験できるはずだ。

上品で落ち着くラウンジではパラオに関する本や写真集が充実している。ダイビングやシュノーケリングの疲れを癒すひととき。もちろんカクテルやソフトドリンクをオーダーすることもできる。

In the silence of the deep,experience
the overwhelming scale of existence
圧倒的な世界で 己の小ささに震える瞬間
人間の存在を超えた 果てしない深海の王国へ

パラオの海を特別なものにしているのは、ただ透明度が高いというだけではない。太平洋の中央に位置するパラオの海は、潮流のぶつかる場所に形成された複雑な海底地形と、奇跡的なまでに手つかずの自然が共存しており、潜るたびに異なる表情を見せてくれる。最大で50m先まで見通せる驚異的な透明度の中には、300種類以上のサンゴと、,1300種を超える魚たちが織りなす極彩色の世界が広がっている。ブルーコーナーのような潮通しの良いポイントでは、マンタやバラクーダの群れが目前を舞う。また、「ブルーホール」や「ジャーマンチャネル」など、地形派ダイバーに魅力的なダイビングエリアが目白押しだ。「ジェリーフィッシュレイク」は、パラオならではの神秘的な体験。数万匹のクラゲが漂う湖で、無数の命に包まれるように泳ぐ感覚は、言葉にできない感動をもたらしてくれる。






この楽園には、日本の記憶が眠っている
知ることは、敬意を持って向き合うこと
パラオには数千年にわたり先住民が暮らしていたが、16世紀にスペイン人がこの地を“発見”して以来、スペイン、ドイツ、日本、そしてアメリカと、時代ごとに異なる列強の支配を受けてきた。なかでも1914年から始まった日本の統治時代は、この島国に深い爪痕を残している。第二次世界大戦中、パラオは日米両軍の激戦地となった。特に有名なのが、1944年9月に始まったペリリュー島の戦いである。アメリカ軍が上陸を開始すると、日本軍は島中に掘り巡らされた地下壕を拠点に激しく抵抗。戦闘は2か月以上続き、アメリカ側で,1500人以上、日本側では1万人以上の兵士が命を落とした。かつて“南洋の楽園”と称された美しい島は、戦火によってその面影を大きく失うこととなった。現在、パラオは独立国家として歩んでいるが、島々には今も戦争の記憶が色濃く残されている。
ペリリュー島の各所には、当時のまま残された戦車や、廃墟となった戦地の跡地が点在し、壁には銃弾の痕跡も残る。日本軍が築いた地下壕跡に実際に立ち入ることも可能で、深く掘り込まれた壕内に足を踏み入れると、兵士たちが過ごした極限の環境を肌で感じることができる。また、ペリリュー周辺の海底には、戦時中に沈没した日本の艦船や航空機の残骸が今も眠っている。ダイビングを通じてそれらの遺物に触れることができ、静寂に包まれた海の中で、かつての激戦の面影が今もなお残っている。

PELELIU
ペリリュー島は第二次世界大戦中の激戦地として知られており、戦争の歴史を体感できる貴重な場所だ。戦争体験ツアーでは、ペリリューの戦場跡地や戦争記念館を訪れ、戦車や兵器の残骸、トンネルや防空壕など、戦争の痕跡を直接目にすることができる。それは平和の重要性を再認識するための貴重な機会である。


